緑茶の驚くべき効用(Dr. マーコーラ) | お知らせ | プロテイン・サプリメント・健康情報【Choice チョイスサプリ】
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あなたも恐らく、緑茶が体に良いということは知っているでしょう。でも、実際にどれだけ緑茶がすばらしく健康によいか改めて知ると、きっと驚くに違いありません。緑茶は、一日に何回飲んでも楽しめるすばらしい飲み物のひとつです。

緑茶が持つ9つの効能

1. 医療特性のある生物活性化合物

緑茶には、乾燥した茶葉の重さのうち30%にポリフェノールと呼ばれる自然の植物性化合物が豊富に含まれています。ポリフェノールの仲間にはフラボノイドがあり、これはカテキンを含んでいます。カテキンの中でもっとも強力なものは、エピガロカテキン3没食子酸塩(EGCG)で、数多くの疾患や症状に良い影響を与えると示されています。

2. 脳の働きを改善する

緑茶は、テアニン(血液と脳の関門を越えて精神を活性化させる作用があるアミノ酸)を含んでいます。テアニンは、ガンマアミノ酢酸(GABA)やセトロニン、ドーパミンやアルファ派の活動を活性化します。そして、心と体のストレスを軽減して心身ともにリラックスさせる働きがあります。テアニンはさらに、加齢にともなう記憶力の減退を抑える働きもあり、注意力や複雑な問題の処理を行う脳の領域にも影響を与えると示されています。

3. 体脂肪を燃やし、体重を減らす

緑茶のカテキンには、長期間飲み続けると脂肪を燃やす効果があり、また他の化学成分と働きあって脂肪の酸化や熱発生を増加させるという証拠もいくつか示されています。

最近の研究では、緑茶の抽出成分を飲んだ男性は、偽薬(プラシーボ)を与えたグループと比べて、体脂肪が1.63%減少し、脂肪の酸化率が25%増加しました。これは、「生理学&行動学」誌上で以下のように発表されています。

「緑茶には、体重管理において好ましい効果があることが示されている。緑茶は、茶のカテキンとカフェインの両方を含み、カテコール-O-メチルトランスフェラーゼやホスホジエステラーゼという酵素を阻害することで作用する。

そのメカニズムは相乗的に作用しており、緑茶のカフェインのミックスは熱を発生させ、脂肪の酸化や徐脂肪量を増やすことで、体重管理に役立つ。

一緒に摂取すると、これらの効果的な成分は熱の産生や脂肪の酸化といった、代謝目標への有効な効果を生み出す可能性がある。」

4. がんのリスクを軽減する

緑茶の成分は、炎症、細胞が信号を送ること、細胞の運動性、血管新生といった、たんぱく質の発現を下方制御すると示されており、また同時に、緑茶を飲むことががん(子宮がんや乳がんを含む)のリスクを低下させると報告されています。

1日に3杯以上の緑茶を飲む女性は、乳がんの再発率が低く、過去の研究によると、緑茶のポリフェノールはがん細胞の発生や広がりにつながる分子経路を遮断する働きがあると示しています。また、腫瘍に栄養を送る血管の成長を抑えるともされています。EGCGはさらに、血管新生を阻害する抗がん剤としての働きもあり、がん細胞が化学療法に反応する際の調整役になるともされています。

5. アルツハイマー病やパーキンソン病のリスクを軽減する

2015年に開かれた、アルツハイマーおよびパーキンソン病国際会議において発表された研究によると、週に1回から6回緑茶を飲む人は、飲まない人に比べて精神的な機能の低下が少ないと提示されました。さらに、茶を普段から飲む人は、飲まない人と比べて認知症のリスクも低いと発表されました。

また別の、12人の健康な志願者を使って行われた研究によると、27.5グラムの緑茶の抽出成分を含む飲み物を飲んだ場合、緑茶を飲まないグループと比べて、脳の頭頂葉皮質と前頭葉皮質の間の連絡性が向上したと示しました。これらの活動の向上は、記憶タクスのパフォーマンスの向上と関連しており、研究者は、この結果が緑茶が認知症などを含む、認知能力の疾患の治療に役立つと信じています。

緑茶のポリフェノールはさらに、パーキンソン病発生のメカニズムを抑制する働きがあると見られており、研究者たちは、パーキンソン病の予防および治療の両方に活用できる可能性があると示しています。

6. 歯の健康を向上させる

緑茶はまた、炎症や骨への侵食を低下させ、歯の疾患に関わるバクテリアの増殖を抑えるという点で、歯周関連の健康を向上させると考えられています。研究者は、「緑茶を頻繁に飲むほど、歯周環境には好ましく、また口臭も改善される」としています。

また、「緑茶は口腔内の悪臭を一時的に抑える効果もある。これは緑茶の殺菌および消臭作用からであり、他の食品にはない作用である」と結論づけています。

7. 型糖尿病のリスクを下げる

緑茶は、脂質とグルコースの代謝を改善し、血糖値の急激な上昇を防いで代謝率をうまく調節する働きがあります。ある研究では、毎日6杯あるいはそれ以上の緑茶を飲む人は、緑茶を1杯以下しか飲まない人に比べて、糖尿病の発症率が33パーセント低下すると発見されました。

8. 心臓病および脳卒中のリスクを下げる

緑茶は、血流を改善して動脈を柔軟にする働きがあります。研究によると、毎日数杯の緑茶を飲むことで心臓病の発症を低くできると示されています。研究の結果からは、EGCGはさらに動脈硬化症や脳血栓、心臓発作の予防に効果があるとされました。その理由のには、緑茶が動脈を柔軟にして血流を活発にする働きなどがあげられます。

さらに緑茶は、血流の中のLDLコレステロールが酸化するのを防ぐと見られています。酸化したLDLは、通常の酸化していないLDLコレステロールと比べて小さく濃度が高いため、より有害です。小さいと、動脈の膜を通りぬけてプラークを形成してしまい、心臓病を引き起こすことがあるのです。

緑茶と脳卒中に関するメタ分析によると、毎日3杯以上の緑茶を飲むと、脳卒中のリスクが21パーセント減少すると発見されました。研究者は、「定期的に緑茶を飲むことは、脳卒中のリスクを減らす上で、もっとも簡単でかつ劇的な効果をあげることができる生活習慣の変化です」と述べています。

9. 寿命が延びる

緑茶を飲むことは、心臓病などのリスクが減ることなど多くの理由から、長寿につながります。日本人女性を対象としたある研究では、1日に5杯以上の緑茶を飲む女性たちは11年間で23パーセント死亡率が下がりました。別の研究では、高齢者(65歳から84歳)で緑茶をいちばんよく飲むという人は、6年間の調査期間で76パーセント死亡率が低くなりました。研究ではさらに、緑茶を飲むことは、血圧や酸化ストレス、慢性的な炎症をに対してホリスティック(全体論的)な利益があると示しています。


淹れたてのお茶が健康にいちばん良い

ペットボトル入りのお茶を買うのはとても簡単ですが、それらには家で淹れたばかりの新鮮なお茶に比べると、健康を促進するフラボノイドがあまり含まれていません。栄養科学者でありタフツ大学の抗酸化物質研究所の所長であるジェフリー・ブラムバーグ医師は、「ベイエリア・バイツ」上で以下のように述べています。

「お茶は常に一定ではない・・・アイスティーのボトルの底や、大きな容器にお茶を作って何日かたつと、底に何かもやもや曇ったものが残っているのを見たことがあるでしょう?それは、フラボノイドが沈殿したものですーそして、それは体によいものではありません。」

20種以上の緑茶製品の強さと純度をConsumerlab.comが分析した結果、ボトル入りで売られている緑茶のEGCG値は、一杯わずか4ミリグラム(mg)から47ミリグラムでした。一方で、お湯で煎じて出した緑茶(ティーバッグ、茶葉、Kカップ〈キューリングコーヒーシステム専用カップ〉など)は、25ミリグラムから86ミリグラムまでを含んでいました。

なので、自分で緑茶を淹れるのがベストであり、緑茶の持つすばらしい健康的な効用を最大限に引き出すことができるのです。

さあ、高品質の緑茶とティーポットを買いに行って、このスーパーヘルシーな飲み物を今日から飲み始めましょう!

 

*注)これらの健康情報および教育メッセージは、チョイス ニュートリションによって翻訳されています。記事の掲載目的は健康、栄養、トレーニングなどに関する情報の提供と共有にあり、個人の健康状態にアドバイスを与えるためのものではございません。食事法、トレーニング法、その他の健康管理法につきましてはそれぞれの責任において実行されますことをお願い申し上げます。また、体に違和感や不調があるときには医療機関へのご相談をおすすめいたします。なお、記事の内容に関するお問合せにはお応えしておりませんのでご了承ください。