BC30 乳酸菌

有胞子性乳酸菌BC30とは?注目されている効果や理由、摂取方法を徹底解説

有胞子性乳酸菌BC30とは?注目されている効果や理由、摂取方法を徹底解説

有胞子性乳酸菌BC30とは?注目されている効果や理由、摂取方法を徹底解説


有胞子性乳酸菌BC30とは、健康意識が高い方の間で注目されているプロバイオティクスです。しかし、有胞子性乳酸菌BC30は具体的にどのような効果があるとされていて注目されているのでしょうか。


本記事では、BC30乳酸菌が選ばれる理由や具体的な効果、摂取方法について解説します。健康管理に役立つ乳酸菌について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


BC30乳酸菌とは?

BC30乳酸菌は、アメリカのGaneden社(現Kerry社)が開発した有胞子性乳酸菌で、プロバイオティクス製品に使用されています。プロバイオティクスとは、健康に良い働きを促す生きた微生物のことです。


BC30乳酸菌は、保護胞子を形成し、熱や胃酸に強い特性を持ち、腸まで届きやすい特徴があります。プロテインなどのあらゆる健康を訴求する食品に配合されており、消化や免疫の手助けをしてくれます。


80名の児童(6〜8歳)に対して行われたBC30乳酸菌を摂取してもらう研究では、BC30の摂取はプラセボに比べて上気道感染症や消化器感染症の症状を軽減し、免疫系の効果がみられました。


上記のように、BC30乳酸菌は有効性があると証明されています。


なぜBC30乳酸菌が注目されているのか

 

BC30乳酸菌が注目されている理由は、大きく3つあります。

  • 熱に強い
  • 胃酸への耐性がある
  • プロテインの吸収をサポートする

BC30乳酸菌は、胞子を形成できる点が特徴で、胞子は厳しい環境から身を守るために役立ちます。そのため、BC30乳酸菌は熱や胃酸への耐性を持ち、加工や消化の過程でも生存しやすいです。


従来の乳酸菌よりも腸に届きやすいため、日々の食事にも取り入れやすく、健康を意識したライフスタイルをサポートする成分として注目されています。


またプロテイン吸収をサポートするデータを保持する乳酸菌は非常にユニークで、BC30は「差別化乳酸菌」と呼ぶことができます。


BC30乳酸菌を摂取すると得られるとされている効果

BC30乳酸菌 摂取 効果

 

BC30乳酸菌を摂取すると、6つの効果が得られるといわれています。

  • アミノ酸の吸収率を高める
  • 身体パフォーマンスの回復に有効
  • HMBの吸収を高める
  • ミネラルの吸収を高める
  • 整腸作用
  • たんぱく質の吸収効率を高める

摂取すると得られる効果を事前に確認しておくことで、BC30乳酸菌の効果をより実感しやすくなります。以下では、各効果について解説します。


BC30乳酸菌はアミノ酸の吸収率を高める

BC30乳酸菌はアミノ酸の吸収率を高める働きがあるとされています。


海外の学術誌「Probaiotics and Antimicrobail Proteins」に掲載された研究では、平均58.5歳のシニア女性を対象にBC30乳酸菌の摂取を試験的に以下の条件で行われました。

  • 量は1日あたり67mg(10億個)
  • 植物性プロテインは20g
  • 摂取期間は2週間

その結果、植物性プロテインとBC30乳酸菌を併用すると、血液内のアミノ酸吸収率が増加したと報告されています。BC30乳酸菌は若年層から高齢者まで幅広い世代でアミノ酸の利用効率をサポートすると期待されています。


BC30乳酸菌は身体パフォーマンスの回復にも有効

BC30乳酸菌は、身体パフォーマンスのサポートにも期待されています。


スポーツ栄養学の専門家であるラルフ・イエーガー博士による研究では、BC30乳酸菌のようなプロバイオティクスが筋肉損傷や回復感覚、運動能力にどのような影響を与えるかを調査しました。


研究では、健康な男性被験者20名を対象に、片足のみでトレーニングを行う試験を実施しています。被験者は、プロバイオティクスを摂取するグループとプラセボ(偽薬)を摂取するグループに分けられました。


その結果、プロバイオティクスのグループはプラセボのグループより、筋肉損傷が低く、回復感覚が高く、運動能力の向上が見られました。上記の結果により、BC30乳酸菌は身体パフォーマンスの回復に有効であるといえます。


BC30乳酸菌はHMBの吸収を高める

HMBは、筋肉の合成促進や分解抑制に役立つと考えられており、スポーツ栄養学において注目されています。


ある研究では、6名の被験者を対象に交差試験が行われHMB単独摂取群と、HMBとBC30乳酸菌(20億CFU/日)併用摂取群の効果を比較しました。


2週間後、HMBとBC30乳酸菌を併用摂取したグループでは、HMB単独摂取よりも血中HMB濃度のピークが16%上昇し、吸収効率を示す曲線下面積(AUC)が15%増加しました。


さらに、別の試験では、HMBとBC30乳酸菌を併用摂取することで、抗炎症効果が高まることも報告されています。


BC30乳酸菌はミネラル吸収を高める

BC30乳酸菌は、ミネラル吸収をサポートする可能性があると考えられています。


ある研究では、24匹の子豚を対象に、2つのグループに分けて実験が行われました。一方のグループにはクエン酸カルシウムとマルチビタミンミネラルを与え、もう一方にはさらに一日あたり10億CFUのBC30乳酸菌を摂取させました。


1週間後、両グループの糞便中に排出されたミネラル量を比較したところ、BC30乳酸菌を併用したグループでは糞便中のミネラル排出が減少していました。


これは、BC30乳酸菌が体内にミネラルの吸収を促進する可能性を示唆している結果といえます。上記のような特性により、BC30乳酸菌は栄養効率を高めるサポート成分として有効です。


BC30乳酸菌による整腸作用

BC30乳酸菌は、腸内環境を整える働きが期待されており実際、腸内フローラのバランスを改善し、腸内を酸性に保つことで悪玉菌の増殖を抑制することが報告されています。


健康な男女20名を対象にした研究では、BC30乳酸菌を2週間摂取した結果、排便回数が増加し、便の形状や色、匂いが改善される傾向が見られました。さらに、排便後の紀文の良さを感じた方が7割に達し、整腸作用を実感した人が多いと確認されています。


上記のような研究結果により、BC30乳酸菌は腸内の健康をサポートする可能性があるとされています。


BC30乳酸菌はたんぱく質の吸収効率を高める

BC30乳酸菌は、一日あたり67mg(約10億個)を摂取することで、プロテインの吸収率が向上すると報告されています。


BC30乳酸菌は、腸内環境をサポートし、栄養素が腸から効率よく吸収されやすくなるため、日々の食事でのたんぱく質摂取がより効果的に活用される可能性があります。


したがって、BC30乳酸菌を含むサプリメントや食品を取り入れることで、健康維持に役立つといえるでしょう。


BC30乳酸菌が含まれている食品

BC30乳酸菌 食品

 

BC30乳酸菌は、ヨーグルトやシリアルなど世界中で1,000種類以上の食品、飲料、さらにはペット向け製品にも使用されています。


しかし、意識的にBC30乳酸菌を含む飲食物を摂るのは調べる手間も含めて大変でしょう。プロテインであれば1日に決まった量や回数を摂取することで安定的にBC30乳酸菌を摂取できます。


以下では、BC30乳酸菌が含まれているプロテインを紹介します。


ゴールデンホエイ|Choiceサプリ

ゴールデンホエイ Choice


 

ゴールデンホエイは、原料と品質にこだわりがあるプロテインです。


ニュージーランド産牧草牛の乳清を使用しており、人工甘味料を使用せず、GMOフリーで品質にこだわった製品です。BC30乳酸菌を配合しており、腸内環境のサポートも期待できます。


牧草牛なためバッチごとに味や食感に違いがあることもありますが、製造工程は厳格に管理されているため、品質は安定しています。


ケトプロテイン|Choiceサプリ

ケトプロテイン Choiceサプリ

 

ケトプロテインは、原始的な食生活を参考にしたMRP(食事の代わりになるもの)プロテインで、炭水化物を多く含む従来のMRPとは異なります。


天然素材から補助的な炭水化物を摂取できることが特徴で、Choiceサプリのケトプロテインはほぼ食物繊維であるスーパーフードの一つ「焙煎亜麻仁(フラックスシード)パウダー」を採用しております。


また、脂肪分として、中鎖脂肪酸100%の油をパウダーにしたMCTオイルパウダーを使用しており、より健康的な栄養補給が可能です。ベースには、GMOフリーの放牧牛から得たグラスフェッドプロテイン(WPCホエイプロテインコンセントレート)を使用し、さらに以下がブレンドされています。

  • BC30乳酸菌
  • 焙煎亜麻仁パウダー
  • MCTオイルパウダー(中鎖脂肪酸)
  • ビタミンD3
  • 各お味の成分(有機ココアパウダー、有機抹茶パウダー、有機コーヒーパウダー、有機ほうじ茶パウダー)
  • 天然甘味料ステビア

上記が入っているため、たんぱく質や乳酸菌、炭水化物(焙煎亜麻仁)、脂肪が一度に摂れて食事のような栄養バランスとなっております。


アスリートや健康意識が高い方、忙しい方にとってワークアウト後や朝食に最適なプロテインです。


ゴールデン・アイソレート|Choiceサプリ

ゴールデンアイソレート Choiceサプリ

 

ゴールデン・アイソレートは、100%グラスフェッド(草で育った牛)由来のWPI(ホエイプロテインアイソレート)*です。狭い牛舎で育てられた乳牛ではなく、広大な自然で放牧され、成長ホルモン剤を一切使用せず、ストレスの少ない環境で育った牛の乳清を使用しています。


生産過程では、漂白剤や化学薬品などは一切使用せず、原料に対するダメージを最小限に抑えており、アミノ酸組成や栄養価が最も純度の高い状態でパッケージングされています。


また、ラクトース(乳糖)含有量が非常に低いため、乳糖不耐症の方にも最適です。BC30乳酸菌も含まれていることによりたんぱく質の吸収率が良く、アスリートや健康維持を目指す方に最適なプロテインです。


*WPIとは生乳中の乳糖や脂肪分を除去してホエイたんぱくの質をより凝縮したもので、たんぱく含有が90%以上と非常に効率的に摂取できます。ダイエット中の方や、牛乳などでおなかがゴロゴロしたり、下しやすかったりする方にもおすすめです。低脂肪、高たんぱく質のため価格が高めになります。


ゴールデンプラントプロテイン+|Choiceサプリ

ゴールデンプラントプロテイン Choiceサプリ


 

プラントプロテインは、植物性のたんぱく質を使用しているプロテインを指し、お米や大豆などを原料としています。Choiceサプリのゴールデンプラントプロテイン+では、オーストリアとドイツで育てられたパンプキンシードと、スウェーデン産のオーツ麦が原料となっています。


産地にこだわっている理由は、遺伝子組み換え作物を使用せず、栄養価の高い原料を選抜しているからです。原料にこだわりぬいて製造しているため以下のような特徴があります。

  • 大豆不使用
  • 人工甘味料不使用
  • 消化しやすい
  • 日本国内のGMP認定工場で製造

また、プロバイオティクスBC30を10億個配合しているため、乳酸菌の摂取効果も得られるでしょう。



BC30乳酸菌の摂取方法

BC30乳酸菌は、毎日継続しての摂取が重要です。一度に多く摂取しても効果が長時間続くわけではなく、効果を実感するためには1日に数回の摂取が大切となります。


定期的に摂取すると、腸内環境の健康を維持し、バランスを整えることが期待されています。


BC30乳酸菌の摂取タイミング

BC30乳酸菌 摂取 タイミング


BC30乳酸菌の摂取タイミングは、特に決まりはありません。


しかし、健康効果を高めるためには、就寝前の摂取がおすすめです。睡眠中に身体がリラックスし、成長ホルモンが分泌されることで、腸内環境を整える効果が期待できるとされています。


また、食後に摂取する場合、朝昼夜いずれでも有効ですが、特に夕食後に摂取すると美容効果にも良いと考えられています。日々の習慣に合わせて、適切なタイミングでBC30乳酸菌を取り入れることが大切です。


BC30乳酸菌を摂取して健康を保とう

BC30乳酸菌は、健康をサポートする乳酸菌として注目されています。日常的に摂取すると、腸内フローラのバランスを改善し、消化や栄養吸収を助けると考えられています。


手軽に取り入れられる食品に含まれていることも多く、健康維持を目指す方にとってBC30乳酸菌は毎日の習慣として取り入れることがおすすめです。食品で摂取するのが難しいという方はプロテインという方法もあるので、お試しください。


今後、BC30乳酸菌の摂取をご検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。