一杯の抹茶には、普通にいれた緑茶の10倍の栄養素が含まれています。
抹茶を飲むと、茶葉をすべて摂取したことになり、その栄養分も100%吸収できます。
抹茶の粉末つきの緑茶には、普通に淹れた緑茶の137倍の抗酸化物質が含まれています。
含まれる栄養分でいうと、1杯の抹茶=通常の淹れ方をした緑茶10杯分に相当するのです。
抹茶の健康有益効果はこんなにたくさん!
・強力なEGCgを含む抗酸化物質に富む
・代謝機能をアップさせてカロリーを燃やす
・自然で効果的なデトックス(解毒する)作用
・心を落ち着け体をリラックスさせる
・食物繊維が豊富で、クロロフィル(緑葉素)やビタミンに富む
・気分を盛り上げて集中力を助ける
・ビタミンC、セレニウム、クロミウム、亜鉛およびマグネシウムを摂取できる
・病気を防ぐ
・コレステロールや血糖値を下げる
抹茶は手軽に飲むことができて、毎日の食生活に大幅な健康効果を与えてくれます。
抹茶の何が強力な抗酸化物質なのでしょう?
栄養の話題の中でもいちばん注目を集めている抗酸化物質。これは、天然の化学物質で老化や慢性疾患を防ぐ性質があります。最近は、多くの果物や野菜には抗酸化物質が含まれていると注目されています。そして、果物や野菜のありとあらゆる加工品にも抗酸化物質が入っていると言われています。しかし、抹茶はそれとは比較にならないほどの抗酸化物質が含まれているのです。まず、最新の抗酸化物質研究において、抹茶にはとびぬけて多く抗酸化物質が含まれていると発見されています。
タフツ大学の専門家は、ORAC(活性酸素吸収能力)法と呼ばれる検査方法で試験を行った結果、抹茶にはザクロやブルーベリーの何と20倍の抗酸化物質があると発見しました。抹茶のORAC値は、1グラムにつき驚くべき1,573であり、対してザクロは1グラム105、そしてブルーベリーは93です。
抗酸化物質はなぜ大切なのでしょう?
抗酸化物質は体を防御し、老化や慢性疾患を防ぐ化学物質なのです。簡単に言うと、抗酸化物質を多くとるほど体は炎症や病気に対して強くなるのです。
抹茶はなぜ茶葉からのお茶より良いのでしょう?
ほとんどの人は毎日、貴重な抗酸化物質やミネラルを捨てています。普段は全く意識していないのですが、お湯をわかして緑茶を淹れると有益な成分はごくxzわずかしか取り出すことができないために、実際は大切な部分をほとんど捨ててしまっているということです。抗酸化物質の大半は、茶葉の中に残ったままなので、本当に緑茶の持つ有効成分を全てとりむためには、茶葉をそのまま全部摂取するしかないのです。しかし、だからといってお茶の葉を食べる必要はありません。いちばん簡単な方法は、ただ抹茶を飲むことです。抹茶は茶葉を石臼でひいたそのままのものです。抹茶は、緑茶のもつ強力なビタミンやミネラル、抗酸化物質およびアミノ酸を、緑茶から飲むよりはるかに多く与えてくれます。
実際、1回で飲む抹茶に含まれるだけの栄養素をとるためには、普通の緑茶だと10杯も飲まなくてはいけないのです。最大限の健康を手に入れそれを保ちたいと思うなら、抹茶に勝るものはありません。
緑茶のカテキンとは?
なぜがんを防ぐ食生活に緑茶のカテキンが重要なのでしょう?
抹茶には独特の、強力な抗酸化物質の一種であるカテキンが含まれています。カテキンは、他の食品には含まれていません。その中でも特に、EGCg(エピガロカテキン没食子酸塩)は抗がん作用があります。
いちばん重要なことに、EGCgおよび他のカテキンは環境汚染、紫外線、化学物質などから発生するフリーラジカルから細胞やDNAを守り、傷つかないよう対抗する働きをしてくれるのです。抹茶のカテキンのうち60%以上がEGCgなので、毎日いわば抹茶療法をすることによって、体の要となる健康とバランスを回復し、それを保持するのに役立てることができます。
抹茶の何が体重を減らすのに役立つのでしょう?
抹茶はほぼカロリーがゼロに等しいため、減量プログラムを二重に補助することができます。抹茶は、代謝機能を大きくアップさせて脂肪を燃やします。最近の研究の中には、抹茶を飲むとカロリー消費が4倍になると示しているものもあります。加えて、抹茶は体にストレスを与えません。血圧を上げることも心拍数をあげることもありません。なので、副作用のある医薬品や、根拠が曖昧な即効性のある薬より、より安全なものとして選ぶことができます。
「American Journal of Clinical Nutrition」誌上で掲載された研究によると、抹茶を飲むと熱発生(体がカロリーを燃やす割合)が上昇し、そして通常のエネルギー消費が8~10パーセントなのに対し、35~43パーセントまで上がると発見されました。
アミノ酸やL-テアニンはどのように集中力をアップさせるのでしょう?
1000年以上も前に、抹茶は精神統一の際に使うものとして日本に入ってきました。長い時間正座をして精神統一をする僧たちは、長い間も精神をとぎすまし、かつ心を落ち着かせるために抹茶を飲んだのです。現代の科学も、近年になって、何百年という伝統修行の効果を認めています。抹茶は稀少なアミノ酸であるL-テアニンを豊富に含み、脳の機能を活性化することによってリラックス効果や満足感をアップさせます。ストレスはベータ波を起こして興奮させ、いらいらした状態になりますが、L-テアニンはアルファ波を起こして冷静でリラックした状態にしてくれます。L-テアニンは全ての種類の茶に含まれますが、抹茶にはこの中のアミノ酸が一般的な紅茶や緑茶の5倍までも含まれています。
さらに有益な効果として、L-テアニンは記憶や学習能力を助ける働きがあるとともに、天然の緑茶に含まれるカフェインの副作用を防ぐ働きもあるのです。
ゆえに、一杯の抹茶は、コーヒーを飲んだ時のように神経のエネルギーを消費することなく、集中力や明晰さを促進するのです。ぜひ、抹茶を午後の元気づけや、それ以外の時でも、もう少し集中力が欲しいときにはいつでも使ってみましょう。
抹茶はどのようにして、余計な興奮を起こすことなくエネルギーを与えてくれるのでしょう?
抹茶が持つ健康の有益効果の中でももっとも驚くべき効果は、飲んだ後も1日ずっと活力が続くことです。ある試験の際、研究者たちはその理由は抹茶に含まれるカフェインによるものだと想定していました。しかし、実際は、抹茶の天然成分の組み合わせによるものだったのです。最近の他の研究でも、抹茶は身体的な耐久力を24パーセント改善すると発見されています。
*注)これらの健康情報および教育メッセージは、チョイス ニュートリションによって翻訳されています。記事の掲載目的は健康、栄養、トレーニングなどに関する情報の提供と共有にあり、個人の健康状態にアドバイスを与えるためのものではございません。食事法、トレーニング法、その他の健康管理法につきましてはそれぞれの責任において実行されますことをお願い申し上げます。また、体に違和感や不調があるときには医療機関へのご相談をおすすめいたします。なお、記事の内容に関するお問合せにはお応えしておりませんのでご了承ください。